日焼け止めの正しい使い方と選び方 UVA/UVBの違いと季節ごとのおすすめ
紫外線は肌に大きなダメージを与え、シミやシワ、さらには肌老化を引き起こす原因となります。そのため、日焼け止めは年間を通して欠かせないスキンケアアイテムです。しかし、日焼け止めの選び方や使い方を間違えていると、その効果が十分に発揮されないことも。この記事では、UVA/UVBの違いや、季節ごとに適した日焼け止めの選び方、そして正しい使い方を解説します。
UVAとUVBの違いとは?
紫外線には主にUVAとUVBの2種類があります。それぞれが肌に与える影響は異なるため、日焼け止めを選ぶ際には、この違いを理解しておくことが重要です。
- UVA:肌の奥深くまで届き、光老化を引き起こす原因になります。シワやたるみの元となるため、年間を通して対策が必要です。
- UVB:肌表面にダメージを与え、日焼けや赤みを引き起こします。夏場に特に強く、肌を守るためにはSPF値の高い日焼け止めが必要です。
日焼け止めの選び方
日焼け止めを選ぶ際には、SPF値やPA値を確認することが大切です。また、季節や使用シーンに応じて適切な製品を選ぶこともポイントです。
SPFとPAの違い
- SPF(Sun Protection Factor):UVBを防ぐ効果を示します。SPF30は約90%、SPF50は約98%のUVBをカットします。長時間外出する際にはSPF値の高いものがおすすめです。
- PA:UVAを防ぐ効果を示し、+の数で表されます。PA++++が最も強力なUVA防御効果があります。
季節ごとの日焼け止め選び
紫外線は一年を通して降り注いでいるため、季節に応じた日焼け止め選びが重要です。
- 春:春は紫外線量が増え始める季節です。外出が増えるこの時期は、SPF30~50程度の日焼け止めを使用し、屋外活動時にはPA+++以上の製品を選びましょう。
- 夏:紫外線が最も強くなる季節。SPF50、PA++++の日焼け止めを選び、汗や水に強いウォータープルーフタイプが効果的です。こまめに塗り直すことも重要です。
- 秋:紫外線量は減りますが、UVAの影響は続きます。SPF30、PA+++の軽いテクスチャーの日焼け止めで十分対応可能です。
- 冬:冬でもUVAの影響を受けるため、SPF20~30、PA++の日焼け止めを使用しましょう。室内で過ごすことが多い場合は、軽いジェルタイプのものがおすすめです。
日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めを効果的に使うためには、正しい塗り方が大切です。間違った使い方をすると、紫外線を十分に防ぐことができなくなることもあります。
- 適量を使う:日焼け止めはケチらず、適量をしっかりと塗ることが大切です。顔全体には500円玉1枚分程度の量が目安です。
- こまめに塗り直す:日焼け止めは時間とともに効果が薄れてしまうため、2~3時間おきに塗り直すことを心がけましょう。特に汗をかいたり、タオルで顔を拭いた後は再度塗り直しが必要です。
- 塗り残しを防ぐ:顔や首だけでなく、耳や首の後ろ、手足など、塗り残しがないように注意しましょう。
おすすめの日焼け止め製品
ここでは、UVA/UVB対策に優れたおすすめの日焼け止め製品をいくつかご紹介します。
- アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク:SPF50+、PA++++の強力な防御効果があり、夏場やアウトドアに最適。
- ラロッシュポゼ UVイデア XL プロテクションBB:SPF50、PA++++で、日焼け止めと化粧下地を兼ね備えたBBクリーム。
- ビオレ UV アクアリッチ ウォータリーエッセンス:SPF50+、PA++++で、軽い使い心地が特徴。春や秋におすすめ。
- ニベア サン プロテクトプラスUVジェル:SPF35、PA+++で、冬場や室内での使用に適したジェルタイプ。
季節や使用シーンに応じて適切な日焼け止めを選びましょう
日焼け止めは、紫外線から肌を守るために欠かせないアイテムです。UVAとUVBの違いを理解し、季節や使用シーンに応じて適切な日焼け止めを選びましょう。また、適量を塗ることや、こまめな塗り直しも重要です。正しい日焼け止めの使い方を身につけて、肌を紫外線からしっかりと守りましょう。